「和食=健康」という認識がグローバルになり、日本食の代表格である”鮨”の食文化が”SUSHI“として世界に浸透して喜ばしい限りです。偉大な先人たちの情熱、行動力を誇りに思います。
昨今、冷凍マグロを取り巻く環境は激変しております。
米韓やBRICs経済の伸張や国策によるマグロ資源の争奪戦が繰り広げられ、日の丸商社が買えなくなったり、国際的なマグロ漁獲量の規制がかるなど、近い将来には、クロマグロ、ミナミマグロ、メバチなどの刺身は店頭や食卓から消える日が来るのではと危惧され続けております。
そこで、皆様に是非お願いしたいことがございます。わたくしどもでは、試行錯誤して作ったレシピの数々をブログにて公開させていただいております。仮に刺身を購入したが、食べ忘れ変色したためにすぐ捨てるなどしないで、昔みたいに少しばかりの色変わりや香りを嗅いで問題なければ是非、和のこゝろ「MOTTAINAI」精神で、一度試して頂ければと思います。美味しいと思います。
一方、暗いニュースばかりではございません。産学連携で全身トロマグロなど涙ぐましい努力で商業ベースにのる見込みができたという明るい兆しもございます。
わたくしどもは、この度小マグロにクローズアップし、マグロの全部位輪切りという概念を提案させていただいております。歩留まり率はなんと9割を達成できる商品です。
特殊な丸形なのでご家庭の調理用フライパンや盛付用どんぶりや洋皿にぴたりとおさまることをコンセプトにしてます。また、本マグロだと大トロや赤身が、旬のメバチやトンボだとトロと赤身が一つで味わえます。さらに、従来は廃棄することが多かったのですが、刺身ですと削り落す血合、大きなマグロだと硬すぎて食べれなかった皮筋、そして(まさに)骨の髄までも加熱することでそのゼラチン質が溶解し、コラーゲンとして容易に食べれるようになった商品です。
貴重なまぐろ資源、仮に将来の国際条約で輸入が出来なくなった場合、DHAやEPAなど栄養分の豊富で美味しいマグロをお腹いっぱい食べたいという消費者様のニーズにお答え出来る処方箋の一つになるという願いを込めて・・・。
弊社の「まぐろステーキ」、是非一度お試しいただければ幸いです。
文章:橘泰正
参考:大手商社買受人、関係省庁統計より